区役所に届けたりしないよーに

 

 自分が出版した論文の最初からそういう名前を使ったほうが研究者名として一貫するが,論文を最初に出版する大学院生のころに,著者名のこういう事情がわかっている人はあまりいないだろう.たいていの人は,不肖・ハクラクと同じように「無知」という強力で迷いのない人生哲学のもとに歳月を重ねでしょう.だから,今日キミが賛同し,明日から実行すると,今日と明日を境にして,論文著者名が一貫しなくなってしまう.例えば,あるときから突然ミドルネームを入れることになるのである.しかし,そうしたところで何ら問題はない.なお,念のため,論文の著者名は戸籍とは関係ないので区役所に届けたりしないよーに、ただ,あまりいろいろな字を入れると,サイエンス・サイテーション・インデックス(SCI = Science Citation Index)』では著者名の文字数を8字までとしているので,後部が切られてしまうから気をつけるように例えば,付録表3の「A旧AK」氏の論文の共著者の2番目の人は「YAMAGUCH. N」となっていて,この人は多分,「ヤマグヂ」さんで,最後の「1」が切られたのではないかと思う.4番目の人は「URUSH旧A.日」となっているが,多分,「ウルシハラ」さんで,最後の「日A」が切られたのだろう.9文字目のドット凵は,それ以降を省略したことを意味しているのだ.