2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

二つの脳半球で役割が異なるわけ

私たちは、膨大な数のモジュールでできているのに、なぜ一つにまとまっているように感じるのでしょうか。何十年もの分離脳研究で、二つの脳半球がここの機能に特化していることが明らかになり、さらに、それぞれの脳半球でも機能特化が起きているという知見…

骨関節炎にはmiRNA(miR-146a)の調節作用が有効

最も多い慢性疾患のうちの一つである骨関節炎(OA)は、ECM合成および分解のバランスが崩れると、進行性の関節軟骨変性を引き起こすため、変形性関節軟骨の再構築には大きな努力が注ぎ込まれてきたものの、OAは今のところ進行性の不可逆的な疾患であると考えら…

破骨細胞に対するmiRNAの調節作用

破骨細胞に対するmiRNA作用の研究は、ここ数年間で新しい進展を見せている。スガタニらはマウス破骨前駆細胞株RAW264.7におけるmiR-223前駆体の過剰発現が、TRAP陽性多核細胞の形成を完全に阻止し得ることを発見し[25]、さらに追跡調査によって、破骨細胞の…